5.1chサラウンドの番組と2chステレオのコマーシャルスポットを、地デジ放送で放送する場合のラウドネス測定法
5.1サラウンドが採用されている番組本編と、ステレオ音声で構成されているコマーシャルスポットが、連続的に放送される場合のラウドネス値の計測には多少の工夫が必要です。
理由は、
5.1サラウンドと2chステレオ音声の間で、使用するAESデジタルオーディオのグループ数の違いがあるからです。これを同じ条件下でラウドネス値の測定を行うと、本当のラウドネス値と違うラウドネス値になってしまいます。地デジ放送では、オーディオ信号はHD-SDIにエンベデッドされています。5.1chサラウンドの番組では、エンベデッドオーディオはAESグループの1と2を使用して、5.1サラウンドを構成しています。ところが、コマーシャルスポットでは、AESグループ1のみを使用しています。
なので、コマーシャルスポットのラウドネス値を計測する場合には、AESグループ2をミュートさせて計測する必要があります。
通常、AESグループ2には効果音などが入っており、このオーディオ信号をコマーシャルスポットのステレオ音声と一緒に計測すると、間違ったラウドネス値を計測することになります。
これを、解消には、エンベディッド音声のリマッピングが必要です。
5.1chサラウンドプログラムから、2chステレオコマーシャルスポットへのトランジションでは、実際にオンエアされている音声ラウドネスを計測する必要があります。
2chステレオのコマーシャルスポット素材に含まれる、AESグループ2の音声をミュートさせる必要があります。
放送局マスターコントロールルーム内の信号は、HD-SDIエンベディッド信号が多用されるので、エンベディッド信号のままでこの処理ができればハードウェア構成は極めて簡単にできます。
ミランダのXVP-1801-FSは、エンベディッドオーディオのリマッピング操作が簡単に行えます。
更にマッピングを4つまで記憶し、外部接点制御により完全無音、かつ1フィールド以下でマッピングを変更することができます。
民放連ラウドネス(LKFS)のパンフレット、こちらリンク先のページからダウンロードができます。
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